2010年4月18日

第109回日本皮膚科学会総会(大阪)

今週末は、大阪(大阪国際会議場、リーガロイヤルホテル)で開催された日本皮膚科学会総会に参加してきました。
この皮膚科学会総会は、年に一度4月に開催され、日本全国の皮膚科医(勤務医、開業医)が一同に集まる最も大きな皮膚科学会です。
学会では、一般皮膚科、皮膚外科、美容皮膚科の最新治療について多くの事を勉強することができました。
特に美容治療の演題(発表・講演)は年々増えてきており、今最も注目されている分野になっています。
美容治療は現在、皮膚科のみならず、それ以外の様々な他科の医療機関で行われてきています。
今回の学会では、美容治療の知識や経験の少ない先生、他科の先生による誤った診断、誤ったレーザー治療によるトラブルについても多くの演者の先生方が警告していました。 美容治療を行う上で最も重要なことは、何よりも正しい診断なのです。 例えば、シミといっても様々な種類のシミがあり、それぞれシミの種類によって治療方法が異なります。
浅い表在性のシミ(アザ)、深い深在性のシミ(アザ)シミと見間違えやすい悪性の皮膚癌など様々です。
それらのシミを適確に診断した上で最適な治療を行うことがとても重要なのです。
現在、シミ治療に対してIPL(光)治療が様々な医療機関で行われています。
IPL(光)治療は、当院でも人気の高いシミ治療です。
しかしIPL(光)治療器の適応となるシミは、表在性のシミ(日光性色素斑、雀卵斑)のみなのです。(中にはIPL(光)治療で消えにくい表在性のシミもあります。この場合、Qスイッチレーザーが必要となります)
IPL(光)治療は、深在性のシミ(アザ)には全く効果がありませんし、使用すべきではありません。
深在性のシミ(アザ)の標準治療は、Qスイッチレーザーなのです。
これは今回の学会でも多くの演者の先生方が強調していました。

当院では、IPL(光)治療器に加え、浅いシミ(アザ)から深いシミ(アザ)まで効果的に治療できるQスイッチルビーレーザーを用いて、患者様のシミ(アザ)の種類(状態)に応じて、また患者様のご希望やQOLに合った最適な治療方法(治療機器)を選択し、治療を行っております。

数あるQスイッチレーザー(アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー)の中でもQスイッチレーザーシミ(アザ)に対して一番効果的だと言われいます。

当院のQスイッチレーザー(ニーク社製最新機種、承認機器)は、太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性色素沈着症に対して保険適応となっています。 この4種類の疾患に対してすべて保険適応となっているレーザーは、Qスイッチレーザーしかありません。

当院がIPL(光)治療器とQスイッチレーザーを導入しているのは、どんなシミ(アザ)でもしっかりと治療できるクリニックでありたいという私の強いこだわりです。

※当院では、来院して下さった患者様に満足していただける安全で効果的な治療をご提案、ご提供できるよう、様々な美容治療について日々勉強し、スキルアップを心がけております。

☆お肌のトラブル(症状)でお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

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