2008年12月15日

新しい注入剤(フィラー)『RADIESSE』

昨日は、次世代の新しい注入剤(フィラー)『RADIESSE レディエッセ』のセミナーに参加するため東京(品川)に行ってきました。
レディエッセは、米国Biofom社が開発した、非毒性、非抗原性、非発癌性、非アレルギー性の皮膚充填剤です。
FDA(米国食品医薬品局)、CE(ヨーロッパ販売承認)取得、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)承認の製剤で、世界10ヵ国以上で100万本以上が使用されています。長期間持続性・自己コラーゲン生成作用をはじめ、有効性・安全性についての基礎・臨床データが数多く報告されています。
【レディエッセの主な特徴(従来のヒアルロン酸との違い)】
①歯科治療などに使用するハイドロキシアパタイト(リン酸カルシウム)が主原料であるということ。
②効果の持続期間は、12-18ヶ月と長期間持続するということ。
③肉芽腫を形成する比率が極めて低いこと。
④より細かい輪郭形成が可能であること。
などが挙げられます。

昨日は幸運にもセミナー主催者(販売元)のキュテラ社のはからいで、今回のセミナーのために米国から来日されたレディエッセの注入治療のエキスパートのDr.Ashish Bhatia とDr.Jeffery Hsuをご紹介いただき、お二人の先生方からセミナー前に特別に直接指導を受けられる機会を与えて下さりました。レディエッセの性状・触感を確かめ、使用方法について説明を受けた後、実際に先生方がモニター女性に注入しているのを見学しながらご指導いただきました。その後私も実際に注入させていただき、効果や使用感を体験することができました。キュテラ社のクリス社長に通訳をしていただだきながら、多くの質問や疑問点に答えていただき、注入方法やテクニックなど熱心にご指導いただきました。朝から晩までセミナー会場にこもって勉強の一日でしたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。
当院でもしわ治療やプチ整形を希望される患者様が多くお見えになり、ヒアルロン酸注入治療がとても人気の治療となっています。今後当院でも従来のヒアルロン酸に加え、近日このレディエッセを導入する予定です。
レディエッセの最も良い適応は、ほうれい線・マリオネットライン、輪郭の形成(鼻筋、頬の凹み、顎のライン)などです。是非ご興味のある方は、お気軽にご相談下さい。
これからも積極的に学会やセミナー等に参加・勉強し、多くの患者様に安全で効果的な最新の治療を導入して提供していきたいと考えております。

向って私の左がDr.Ashish Bhatia 、右がDr.Jeffery Hsu、一番右はキュテラ社のクリス社長です。

セミナー会場のストリングスホテルのクリスマスツリーです。とても綺麗だったので、写真を撮りました。
セミナーが終わって帰る頃には、外は真っ暗でした。
今週末も東京で学会です。
またご報告しますね。

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