シミ・そばかす

シミと言っても先天性や後天性のもの、性状など様々な種類の疾患があります。 シミに対する治療法は、シミの種類、色調、大きさにより異なります。 中には、シミと見間違えやすい皮膚癌もありますので、皮膚科専門医の診察のもと正しく治療を行うことが大切です。

※当院では、ダーモスコピーという病変部を拡大して観察する機器を用いて、詳しく性状を観察し、正確に診断した上で治療を行っています。詳しくはこちら。

主なシミの種類

1.日光性(老人性)色素斑 「日光黒子」とも呼ばれます。

中年以降によく見られる褐色の色素斑(シミ)です。日光(紫外線)にあたりやすい顔や前腕部、手背、上背部に多くみられます。

参考
光線性花弁状色素斑

2.そばかす(雀卵斑)

顔(両下眼瞼、両頬~鼻にかけて)に多発する褐色の小さい斑点。 蕎麦殻(そばがら)に似ているため、このように呼ばれます。

そばかすの特徴

3.口唇メラノーシス

※全身疾患(悪性黒色腫(ホクロの癌)、Peutz-Jeghers症候群、Addison病、Albright症候群、von Recklinghausen病、Laugier-Hunziker-Baran症候群など)に伴う色素斑は注意が必要です。

4.炎症後色素沈着

ニキビ、湿疹、かぶれ、すり傷などの外傷、やけどなど炎症や傷が治った後にみられる褐色の色素沈着をいいます。通常、約数ヶ月から半年程で徐々に薄くなって改善していきます。

5.後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性両側性太田母斑様色素斑)

そばかす(雀卵斑)肝斑目のクマなどと見間違えられることが多いです。

6.肝斑(特殊なシミ)

治療方法

日光性(老人性)色素斑/そばかす(雀卵斑)

口唇メラノーシス

炎症後色素沈着

後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性両側性太田母斑様色素斑)

肝斑(特殊なシミ)

※当院は保険診療と自費診療を行なっています。