昨日は、東京で行われた「美容皮膚再生療法セミナー」に行ってきました。
様々な最新の皮膚再生療法について第一線でご活躍されている先生方の発表を聴いて勉強してきました。
皮膚の再生(若返り)には、様々な
成長因子(グロースファクター Growth Factor(GF))
が重要な役割を果たしています。
成長因子(GF)
とは、細胞の表面の受容体と結合し、細胞の増殖または分化を促すタンパク質です。
<体内における
成長因子
の役割>
・細胞間の化学伝達物質としての役割
・あらゆる細胞活動のスイッチ的役割(オン・オフ両方の働き)
・細胞の成長率を上げる役割
・細胞分裂、細胞と血管の新生、コラーゲンとエラスチンの生成と配給に関与
成長因子(GF)
には数多くの種類が存在しますが、その中でも皮膚の再生に最も重要な働きを果たしているのは、主に上皮成長因子(Epidermal Growth Factor (EGF))と線維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor (FGF))です。
現在、難治性皮膚潰瘍の治療薬にもこの成長因子製剤を含んだ医薬品が認可されており、治療現場で幅広く使用されています。
<上皮成長因子(EGF)の効果>
・しわの改善
・しみの除去、美白効果
・血流改善、血管修復効果(血色の改善)
・細胞の成長を約284%促進(皮膚治癒促進)
・紫外線などの有害物質からの皮膚の防御 など。
<線維芽細胞成長因子(FGF)の効果>
・コラーゲンやエラスチンを生成促進(皮膚の張りをもたらす)
・創傷治癒促進(傷の治りを早くする効果)など。
皮膚老化(skin aging)と創傷治癒(wound healing)は皮膚の損傷過程が同一のため、多様な
成長因子(GF)
が十分であれば皮膚老化も遅くすることが可能なのです。
現在様々な
成長因子(GF)
製剤が存在しています。
その中でも今回高い効果を実証した最新の成長因子(GF)
製剤“BENEV社製(米国)の成長因子製剤”には、このEGFとFGFをはじめ様々な美肌栄養エッセンスがバランス良く含まれています。
米国のFDA(アメリカ食品医薬品局 / 日本の厚生労働省にあたる)が承認している信頼性・安全性の高い
成長因子(GF)
製剤です。
当院ではこのBENEV社製の
成長因子
を近日導入する予定です。
使用方法は、単純塗布でも効果はありますが、
ダーマローラー
を用いることで皮膚への浸透力が格段に高まり、効果的に皮膚を再生してくれます。
ダーマローラー療法
とは、約200本の極微細な医療用特殊ステンレススチール製針でできたローラーを肌表面の上で転がし、表皮の角質と真皮に微細な刺し傷(穴)を開けることでコラーゲンの増殖・新生を促す治療です。【コラーゲン増殖療法】
この微細な刺し傷(穴)に対し、肌本来がもっている傷を治そうという生理的な創傷治癒反応が起こります。
その結果、様々な増殖因子が分泌され、線維芽細胞がコラーゲンの増殖・新生を促すという自己コラーゲン増殖・新生のサイクルが構成されます。この
ダーマローラー療法
の際にさらに
成長因子(GF)
を塗布することで皮膚の再生力がよりいっそう高まるのです。
その他に成長因子(GF)は、
光治療
、
レーザー治療
、
ケミカルピーリング
などの治療と併用することで、各治療の効果をより高めて皮膚を再生(若返り)を促してくれます。
またプラセンタにも皮膚再生に重要な
成長因子(GF)
である上皮成長因子(EGF)と維芽細胞成長因子(FGF)などが豊富に含まれていますので定期的に注射や内服することで皮膚を再生し、皮膚老化を予防してくれます。
当院でも人気の血小板注入治療「セルリバイブジータ」にも、
成長因子
は応用され用いられています。
血小板注入治療とは、自分の血液を用いて肌の再生を促す、最先端のシワ・たるみなどの治療方法です。
もともと血液に含まれている血小板や白血球は体に出来たキズを治す働きをしている細胞です。その血小板と白血球を濃縮し併用で用いることで、ヒトが本来持っている自然治癒力・組織再生力を最大限に引き出すことが可能となり、この治療方法が生まれました。
セルリバイブジータとは、従来の血小板注入治療(セルリバイブ療法)に医薬品として認可されている細胞成長因子(線維芽細胞成長因子(FGF))を添加することで皮膚の再生力をより強力に高めてくれる治療です。
さらに昨日のセミナーでは、今話題の最新の皮膚再生療法『CELL-GROWTH セルグロース』について、全国に先駆けて導入された「たかみクリニック(名古屋)」(院長) 高見 薫先生のご講演も聴くことができました。
自分の細胞を極一部取り出し(採取)、大量に培養した後、自分の肌に戻すという画期的な魅力ある治療です。
しかしまだまだ課題点も多く、今後当院でも導入するか慎重に検討している状態です。
このように現在美容治療の流れは、皮膚の再生療法に向かっています。
今後さらに様々な方法で再生療法は開発され進歩していくことでしょう。
高見先生と血小板注入治療やセルグロース治療について貴重な情報交換もでき、有意義な一日でした。
このところ毎週東京に勉強に行っていたため、さすがに疲労もピークに達してきましたが、疲労回復に非常に良く効く院長オリジナルの
疲労回復カクテル点滴
をスタッフに打ってもらって頑張っています。(苦笑)
今月は美容治療のセミナーが多く、休日返上で勉強してきます。
今週末は、私にレーザー治療の基礎を築いて下さった葛西形成外科(大阪)院長 葛西健一郎先生のレーザーセミナーに行く予定です。また随時ブログでご報告させていただきます。
2010年3月8日
「美容皮膚再生療法セミナー(東京)」
2010年2月28日
『レディエッセ』(京都)
今日は、当院でも人気の注入剤
“長期持続型皮膚注入剤” 『レディエッセ』
の個別指導に受けるため、京都の長岡にある「いわきクリニック形成外科・皮フ科」に勉強に行ってきました。
指導して下さった先生は、『レディエッセ』を用いた注入剤のエキスパート 「いわきクリニック」(院長) 岩城 佳津美先生です。
『レディエッセ』とは、歯や骨を形成する「カルシウムハイドロキシアパタイト」を主成分にした最新の皮膚注入剤です。粒子がとても柔らかいので、皮膚に良く馴染み、自然な仕上がりになります。
Bioform社(米国)が開発した、非毒性、非抗原性、非発癌性、非アレルギー性の皮膚注入剤。
FDA(米国食品医薬品局)、CE(ヨーロッパ販売承認)、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)承認の安全性・信頼性の高い製品で、世界10ヵ国以上で100万本以上が使用されています。
<レディエッセの特徴>
①レディエッセの主成分は、歯や骨を形成する「カルシウムハイドロキシアパタイト」
②注入後、線維芽細胞がコラーゲンを生成するため効果の持続性に優れています
③カルシウムハイドロキシアパタイトは生体分解性物質で、徐々に体内に吸収されます
④約18ヶ月効果が持続(長期持続型皮膚注入剤)
⑤安全性・信頼性が高く(FDA、CE、KFDA 承認)、効果が長持ち(約18ヶ月持続)
⑥深いシワ(ほうれい線・マリオネットライン)、プチ整形(鼻・顎・頬などの輪郭形成)に最適
⑦ヒアルロン酸等より少ない注入量で同等の効果を発揮します
⑧非動物由来の成分なので、皮内テスト不要でアレルギー反応も起こしません。
<適応>
・シワ治療(深いシワ):
口の横のシワ(ほうれい線・鼻唇溝)、口元のシワ(マリオネットライン)
・プチ整形(輪郭形成):
鼻(隆鼻:鼻筋を通す、鼻先を高くする)、下顎(下顎をとがらせ手前に出すことでよりフェイスラインを整える。下顎のラインを整えフェイスラインを整える)、頬の凹みを整える など。
※当院では既にレディエッセ導入時、注入剤のエキスパート(米国)Dr.Ashish BhatiaとDr.Jeffery Hsuによる直接技術指導を受け、「レディエッセ」の講習を修了しております。
今日は経験豊富な岩城先生のご指導の元、実際のモニター患者様への注入を行いながら、より効果的な注入(治療)方法についてマンツーマンで技術指導をして頂きました。
※当院では、常に最新の情報(知識)を入手(勉強)し、安全で効果的な確かな治療技術(スキル)を身につけるために学会やセミナーに参加するのはもちろん、様々な治療のエキスパートの先生方の元に直接足を運んで勉強し、さらなる技術力向上(スキルアップ)を目指して励んでおります。
※岩城先生、今日はご指導頂きまして、誠に有難うございました。
☆帰りに私の大好きな「鍵善良房」のくずきりを食べて、スタッフのお土産に「よーじや」のあぶらとり紙を買って帰りました。
☆疲れましたが、充実した一日を過ごすことができました。
明日からまた頑張ります!。
「いわきクリニック」(院長)岩城 佳津美先生

「鍵善良房」のくずきり

2010年2月24日
“春・美肌キャンペーン(3、4、5月)”
2/25(木曜日)より“春・美肌キャンペーン”が始まります。
当院が自信をもっておすすめするスペシャル治療をご提案いたします。
☆これから多くの紫外線ダメージをうけやすい季節に向けて “美肌ケア”
☆新しい環境や職場を迎えるための “集中ケア”
☆生まれ変わった輝き肌で、春を迎える “リバイタルケア”
そんな想いをこめてスタッフ一同よりお贈りいたします。
☆是非この機会にお試しください。
※詳しくはお気軽にご相談ください。
2010年2月22日
当院の道具へのこだわり“世界一極細注射針”
現在、国内で認可されている最小の注射針は27G(ゲージ)です。
当院では患者様の治療の際、できるだけ痛みや内出血、腫れなどを最小限にするため、世界一極細の33G(ゲージ)の注射針“エンジェルニードル”(日本製)を導入しました。
現時点で、国内認可の最も細い注射針となります。
しかし、驚くことに注射針の内径は27G(ゲージ)と同じなのです。
つまり細いのに内径は大きいということになります。
この注射針は、ヒアルロン酸治療、ボトックス治療をはじめ、局所麻酔やインフルエンザ注射など幅広く使用できます。
これにより、注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス治療など)による痛み、内出血や腫れを恐れていた患者様により安全によりダウンタイムの少ない治療をご提供することができるようになりました。
またプラセンタなどの注射、痛みを怖がるお子様の手術の際使用する局所麻酔の注射など使用用途は幅広いです。
しかしこの極細注射針は、顕微鏡使用下に職人が手作業で作るため、非常に高価です。
当院では、この世界一極細注射針“エンジェルニードル”をご希望の方は、1本1,050円でご提供しております。
今まで痛みや内出血、腫れを気になさって(怖がって)いた患者様にも安心して様々な治療を受けていただけると思います。
治療の種類によっては、この極細注射針をご使用いただけない場合もございますので、お気軽にご相談下さい。
※当院では、患者様へご提供する治療の安全性、効果的な治療法、知識、技術の向上を目指す努力はもちろん注射針をはじめ、治療を行う上で必要な様々な道具にもこだわって導入し、使用しております。

写真(上):従来の27G注射針
写真(下):世界一極細の注射針“エンジェルニードル”
内径は27G針と同じです。
2010年2月21日
ヒアルロン酸注入セミナー(東京)
今日は、日本臨床抗加齢老化医学会主催の認定医講習会に参加するため、東京に行ってきました。
今日の講習内容は、ヒアルロン酸注入です。
講師の先生は、「銀座いけだクリニック」総院長の池田欣生先生です。
池田先生は、数多くの著名人をはじめ芸能人やモデルなどを治療されている有名な先生です。
痛みや内出血、腫れを極最小限に抑える方法、シワ治療(額、目の周り、眉間、法令線など)・プチ整形(涙袋作成、目のクマ治療、鼻、唇、下顎などへの注入)などへのヒアルロン酸注入の細かいテクニックを実際の患者様への治療を間近で見ながら直接ご指導いただきました。
従来の注入方法に加え、新しい注入方法(テクニック)を学ぶことができました。
当院でもシワ治療・プチ整形を希望される患者様が多く、ヒアルロン酸治療は人気の治療となっております。
当院では、あらゆる治療に関して患者様に安全で効果的な治療を確かな知識と技術をもってご提案・ご提供するため、日頃からこうしたセミナーや学会などに積極的に足を運び勉強しております。
☆来週末(2/28日曜日)は、京都の某クリニックに長期持続型皮膚注入剤「レディエッセ」とたるみ治療器「タイタン」の勉強に行く予定です。またブログでご報告させて頂きます。

「銀座いけだクリニック総院長」池田欣生先生
2010年2月18日
スタッフとの新年会
先日、スタッフと新年会をしました
いつもスタッフとの食事会は、私の大好きな焼肉に行くことが多いのですが、スタッフからたまには和食を食べたいとのリクエストに応えて、今回は岡崎にある日本料理のお店『料亭 川井』に行ってきました。
私は実家がお店に近いということもあって、何度か行ったことがありました。
歴史と伝統を感じさせる素敵な外観に加え、隅々まで掃除の行き届いた清潔感のある店内、女将さんや仲居さんのとても丁寧で心のこもった接客、そしてご主人の素材の味を生かした素晴らしいお料理を堪能したながら、スタッフと楽しい一時を過ごすことができました。
お料理はもちろん、何より皆さんのおもてなしの心にとても感動しました。
飲食店とクリニックは職種は違いますが、お客様(患者様)に快適で気持ちよく過ごして(治療して)頂ける空間づくりと心のこもった接客、そして満足して頂けるお料理(治療)を提供していくというスタンスは同じだと思います。
スタッフのみんなにもきっとそのおもてなしの心は伝わったと思います。
当院もそんなクリニックでありたいと考えております。
当院に来院して下さった患者様に心のこもった接客、安全で質の高い医療サービスを提供できるよう、スタッフ一同頑張って参りますので、今後とも竜美ヶ丘スキンクリニックを宜しくお願い申し上げます。
☆ご主人、女将さん、仲居さん、素晴らしお料理と心のこもったおもてなしを有難うございました。素敵な新年会になりました。


2010年2月11日
ドライブ(岐阜)
クリニックは昨日、今日と休診日でした。
昨日は、岐阜までドライブに行ってきました。
金華山(岐阜城)までドライブして、夜は私の大好きな鉄板焼きのお店「潜龍」で食事をしてきました。
天気はあいにくの雨模様でしたが、久し振りにのんびりドライブをしてゆっくり美味しいお料理を食べて日頃の疲れを癒すことができ、良い気分転換になりました。
今日は朝からクリニックに籠もって溜まった雑用や勉強をしていました。
お陰様でクリニックには毎日多くの患者様にご来院いただき、また遠方からも足を運んで来て下さる患者様も多くお見えになり、スタッフ一同心よりお礼と感謝を申し上げます。
当院では来院して下さった患者様に満足して頂ける医療を提供できるようスタッフ一同一生懸命頑張って参ります。
☆お肌のトラブル(症状)でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。

2010年2月7日
教授退官パーティー
今日は、愛知医科大学皮膚科学教授 松本義也先生の退官パーティー(東急ホテル)に行ってきました。
松本教授は、私が愛知医科大学皮膚科に入局した時の主任教授で、皮膚科医として一からご指導いただいた恩師です。
松本教授の元で多くの事を学ばせていただいた事に心から感謝しております。
今日は、愛知医科大学皮膚科の同門医師(勤務医、開業医)約70人が教授の退官パティーに駆けつけて、各々教授との想い出話を懐かしみながら楽しく心温まる素晴らしい会でした。
久し振りにお会いする先生方も多くお見えになり、近況報告を交え楽しい時間を過ごすことができました。
松本教授、長い間本当にお疲れ様でした。
今まで本当にお世話になりました。
先生に教えていただいたことを活かして、皮膚科医として一生懸命頑張っていきたいと思います。
松本教授、いつまでもお元気でいて下さい。
愛知医科大学皮膚科学教授 松本義也先生

愛知医科大学皮膚科学教授 玉田康彦先生

愛知医科大学皮膚科同門生

2010年2月1日
代診のお知らせ(平成22年2月18日の午後診)
平成22年2月18日(木)の午後診(14時~18時)は、院長都合により代診とさせて頂きます。
宜しくお願い申し上げます。
2010年1月18日
レーザーセミナー(大阪)
昨日は休診日を利用して、大阪で行われたニーク社主催のレーザーセミナーに参加してきました。
ニーク社は医療用レーザーの世界的トップメーカーで、ホクロ・イボなどの良性腫瘍やアザ・シミなどの治療で長年にわたって多くの大学病院などで使用されている効果と安全性(信頼性)の高いレーザー機器を製造・販売している会社です。
当院では、ニーク社の炭酸ガスレーザー、Qスイッチルビーレーザーを用いて治療を行っております。
最近特にホクロ・イボなどの良性腫瘍やシミ・アザの治療の相談で来院される患者様が多いので、今回は各レーザー治療について詳しくお話したいとお思います。
<炭酸ガス(CO2)レーザー>
炭酸ガスレーザーは、波長が10.6μmで水に対する吸収が非常に高いため、著明な熱効果によって皮膚を切開、蒸散(※水蒸気として気化して煙となって消失していきます。)させることができます。
そのため、ホクロやイボなどの治療部位のみを限局的に切開、蒸散させて治療することができます。
周囲組織への熱影響によるダメージが非常に少ないため傷口の治りも早いです。
また治療後の傷跡や色素沈着もほとんど目立たないので、傷口はきれいに仕上がります。
さらに止血効果もあるので、ほとんど出血することなく、メスを用いた手術(切除、縫合)よりごく短時間で治療でき、術後のむくみや痛みもほとんどありません。
(適応疾患)
ホクロ・イボなどの皮膚のできもの(皮膚良性腫瘍)
<Qスイッチルビーレーザー>
ルビーレーザーの波長694nmはシミやアザの原因である メラニン色素に対して吸収が高く、コラーゲン組織や ヘモグロビンにはほとんど吸収されません。
そのため正常組織のダメージを最小限に抑えながら メラニンを有する細胞のみ選択的に破壊します。
ルビーレーザーの中でもQスイッチルビーレーザーは 極力、熱緩和時間を短く抑え(照射時間20ns(ナノ秒)、 この短い時間に適切なエネルギーを照射することでレーザー光は真皮部分まで到達し正常組織へのダメージを抑えながら有効な治療を行うことができます。
(適応疾患)
①浅いシミ: 日光性(老人性)色素斑、そばかす(雀卵斑)、扁平母斑(茶あざ)
②深いシミ: 後天性真皮メラノサイトーシス、太田母斑(青あざ)、 蒙古斑(青あざ)
③その他 : 外傷性異物沈着症、入れ墨、アートメイク除去
これらの機器(レーザー)を用いて治療するにあたって、最も重要なことは、正しく診断した上で正しく治療を行うことなのです。
ホクロ・イボなどの皮膚腫瘍やシミの中には、皮膚癌(悪性)であることも少なくありません。
私は大学病院勤務医時代、主に皮膚癌の診察・治療(手術など)に携わっており、その中で他院で皮膚癌を見落とされていたり、皮膚癌を間違えられて良性として放置されていたり、誤った治療(皮膚癌を正しく診断されず、ただのシミやホクロと誤診されてレーザー治療をされてしまい、癌が進行して手遅れになったケース)を施された患者様を数多く診てきました。
原則的に(特殊な場合を除いて)皮膚癌にレーザー治療はすべきではないのです。
皮膚癌の中には非常に進行が早く、転移するような生死に関わる皮膚癌(悪性)も少なくないのです。
当院では、皮膚科専門医としてまた長年皮膚癌の治療を行ってきた経験を元に、詳細に視診(まず肉眼的に詳しく診察、そしてダーモスコピーという拡大機器を用いて形態学的な変化を詳しく診察して診断すること)や皮膚癌を少しでも疑った場合には必ず皮膚生検(皮膚の一部を採取して、病理検査を行い顕微鏡レベルで詳細に観察して診断する検査)を行って適確に診断した上で最適な治療をご提案、ご提供しております。
またレーザー治療を行う上で重要なことは、患者様お一人お一人の症状(疾患)や種類、程度に合った最適な治療機器の選択と適切な照射方法で熟練した知識と技術をもって治療することなのです。
さらに軽視されやすいですが、治療後のアフターケアもとても大切なのです。
当院では治療はもちろん、治療後のアフターケアの方法や日常生活の注意点なども細かく徹底的に指導しております。
たががホクロ、シミ、イボだとお考えで、どこで治療しても同じだと思われる方もお見えになるかもしれませんが、これらのどの過程も経験と技術を要するため、クリニック選びは非常に重要なのです。
当院では美容治療をはじめ、一般皮膚科、形成外科治療を行っておりますが、どれもしっかりとした経験とトレーニングを受けた上で、自信をもって治療を行っております。
また日頃から学会やセミナーに積極的に参加して最新の情報(知識)収集を行い知識を深め、治療技術の向上(スキルアップ)のため様々なクリニックに見学に行き、第一線でご活躍されている先生方の診察や手技を勉強しております。
昨日のセミナーでは、私の最も尊敬するレーザー治療のスペシャリスト(メンター)の葛西形成外科(大阪)院長 葛西健一郎先生が座長を務められご講演されました。
私は開業前に大阪にある葛西先生のクリニックで勉強させて頂いて以来、日々の診療で治療に難渋した際には、ご相談させていただくのですが、いつも親身になって丁寧で適確なアドバイスを下さり、大変感謝しております。
昨日は、久し振りに葛西先生にお会いできてとても嬉しかったです。
現在様々なレーザー機器がありますが、特にシミ、アザ治療では数あるQスイッチレーザー(アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー)に比べて、ニーク社製のQスイッチルビーレーザーが一番効果的に治療できる機器だと葛西先生はおっしゃっておりました。
昨日は様々な疾患に対してのレーザー治療のアプローチの仕方やケアの仕方などを勉強することができました。
現在当院で行っている治療方法が間違っていないということも再確認でき、有意義な勉強になりました。
当院では、患者様が東京や大阪、名古屋まで足を運ばなくても、効果的な最新治療を患者様にご提供できるクリニックでありたいと考えております。
☆ホクロ・イボ、シミ・アザなどでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。
スタッフ一同全力で、患者様のお肌のトラブル(お悩み)を一緒に解決していくお手伝いをさせて頂きます。

