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|主なシミの種類|日光性(老人性)色素斑|そばかす(雀卵斑)|口唇メラノーシス|炎症後色素沈着|
後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性両側性太田母斑様色素斑)|肝斑(特殊なシミ)|皮膚診断|治療方法|
シミと言っても先天性や後天性のもの、性状など様々な種類の疾患があります。 シミに対する治療法は、シミの種類、色調、大きさにより異なります。 中には、シミと見間違えやすい皮膚癌もありますので、皮膚科専門医の診察のもと正しく治療を行うことが大切です。
※当院では、ダーモスコピーという病変部を拡大して観察する機器を用いて、詳しく性状を観察し、正確に診断した上で治療を行っています。詳しくはこちら。
1.日光性(老人性)色素斑
「日光黒子」とも呼ばれます。 治療方法はこちら
中年以降によく見られる褐色の色素斑(シミ)です。日光(紫外線)にあたりやすい顔や前腕部、手背、上背部に多くみられます。
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参考
光線性花弁状色素斑
- 若年から中年の両肩から上背部にかけて対側性に多発する。
- 黒褐色の小色素斑(花弁状ないしコンペイ糖状の形を呈しているのが特徴)
- 海水浴などの強い日焼け、紫外線などが原因(日焼け後1〜3ヶ月後に出現)
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顔(両下眼瞼、両頬〜鼻にかけて)に多発する褐色の小さい斑点。
蕎麦殻(そばがら)に似ているため、このように呼ばれます。
そばかすの特徴
- 遺伝性・先天性によるものが多い。
- 幼児期・小児期から見られ、思春期頃に最も顕著となる。
- 30歳以降徐々に消退傾向(生涯消えないこともある)
- 夏に悪化しやすい。(紫外線が増悪因子)
- 色白に多い。
- 口唇に生じる後天的な色素沈着のうち全身疾患と無関係で生じる色素斑
- 20歳代の女性に好発し、下口唇に多く生じます。
- 原因として外用薬の使用歴がある場合に多くみられます。
- アトピー性皮膚炎を合併していることが多いです。
- 口唇の乾燥や荒れなどの口唇炎症状がみとめられることが多いです。
- ホクロ(単純黒子)が口唇に生じる場合もあります。
※全身疾患(悪性黒色腫(ホクロの癌)、Peutz-Jeghers症候群、Addison病、Albright症候群、von Recklinghausen病、Laugier-Hunziker-Baran症候群など)に伴う色素斑は注意が必要です。
ニキビ、湿疹、かぶれ、すり傷などの外傷、やけどなど炎症や傷が治った後にみられる褐色の色素沈着を
いいます。通常、約数ヶ月から半年程で徐々に薄くなって改善していきます。
5.後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性両側性太田母斑様色素斑) 治療方法はこちら
- 15歳以上(多くは20歳以上)に発症する顔面の色素斑
- 発生部位は、前額部外側、頬骨部、こめかみ、上下眼瞼、鼻根部・鼻翼部
多くは両側対称性(稀に片側性)にみられます。
- 色調は、灰褐色〜紫青色を呈しています。
- 一般に眼球・眼瞼結膜、口腔粘膜の色素斑はみられません。
- 自然消退することはありません。
- レーザー治療が効果的です。
※そばかす(雀卵斑)、肝斑、目のクマなどと見間違えられることが多いです。
日光性(老人性)色素斑/そばかす(雀卵斑)
口唇メラノーシス
炎症後色素沈着
後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性両側性太田母斑様色素斑)
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