2019年9月22日

『ざ瘡フォーラム2019 in 岡崎』

今週末は、岡崎市で開催されたマルホ株式会社主催の『ざ瘡(にきび)フォーラム』に座長として参加してきました。
演者の先生は、福井県でご開業されている「にしむら皮フ科クリニック」院長の西村 陽一先生と看護師長の西村 美和様です。
西村先生は、にきび治療をはじめ、幅広い皮膚科疾患の治療で第一線でご活躍されているご高名な先生です。
豊富な知識と技術、様々なアイデアや工夫を凝らした治療を行っており、私が最も尊敬している先生です。
現在、にきび治療は、有効な外用薬が増え、格段に進歩してきました。しかし、高い効果の反面、刺激症状で難渋するケースが少なくありません。
いかに刺激症状を抑えながら、長く継続して外用治療を続けられるかが最大の課題となります。
同じ薬を外用したからといって、誰でも同じ効果が出るということはありません。
にきびは、症状や程度、部位、肌質、年齢、妊娠・授乳中、生活環境など様々で、患者様お一人一人異なっています。
それぞれの患者様に合った処方や指導をしていかなければ、良い効果も得られず、長く継続して治療することができません。
今回のご講演では、にきびの重症度に応じた外用薬の選定、各外用薬の使用量、外用方法、患者様へのスキンケア、刺激症状への対策など詳しく説明していただきました。
にきびは早期に炎症を抑えることが最も重要となります。炎症が長引くと、にきび跡(赤み、色素沈着、凹み)が生じてしまいます。
早期に治療を開始することで炎症を抑え、さらに改善しても長く外用を継続することで、良い状態を維持し、にきび跡の軽減・予防だけでなく、美肌効果も得られます。
今回得た知識を早速明日からの診療に活かしていきたいと思います。

※お忙しい中、多くの先生方や関係者の方々にご参加いただき、誠に有り難うございました。皆様のお陰で、良い講演会になりました。心より厚く御礼申し上げます。
(豊橋や日進からも私の後輩が駆けつけてくれました。)

※ご講演後は、西村先生ご夫妻とお食事をご一緒させていただきました。食事中も色々な治療方法を教えていただきました。
西村先生ならびに西村看護師長、遠方よりお越しいただき、有り難うございました。

西村 美和看護師長
西村 陽一先生
西村先生夫妻

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です